Q13)シックハウスって何?

A13) テレビや雑誌で「シックハウス」と言う言葉や見出しを聞いたり、見たりした事が あると思います。これは、目や頭が痛くなったり、気分が悪くなったりする、アレル ギーや化学物質過敏症など様々な体調不良を引き起こすきっかけとなる建物(住宅)の事です。これにより起こる症状を「シ ックハウス症候群」と言います。
  よくある症状としては、「目・頭・のどの痛み」「めまい」「吐き気・気分が悪い」「呼吸困難」「皮膚への刺激」 などの症状があらわれると言われています。
  シックハウス症候群を引き起こす原因としては、「建築建材、家具、日用品等に化学物質を多用」「住宅の高気密化(密閉状態)」などがあげられます。

 簡単にできる対策としては

換気をとりましょう!こまめに換気すると効果 があります。窓を締切らないといけない時には、換気扇をまわしましょう!(ただし、屋外の汚染空気に対して症状の出る方はそれらを取り入れないように注意が必要です)
新築住宅に入居する際には、完成からある程度期間を取ってから入居しましょう!
工事で使用した接着剤等から発生する化学物質が、ある程度少なくなってからの入居で影響を少なくします。入居までの期間中は換気して下さい。
設計段階で適切な換気計画をしましょう!  
自然換気の他、機械換気も含めて行なって下さい。
 施工管理において、シックハウス対策を行ないましょう!
不必要な化学物質の使用をしないように建材や施工方法を検討する事が重要です。

  以上がシックハウスについての内容です。現在の材料・施工方法ではいろいろ対策が取 られていますが、残念ながら充分ではないので上記の基本的な対策を取る事をおすすめ します。

 尚、2003年7月1日付けで「シックハウス法」が施行され現在では、シックハウス症候群の原因物質とされる「ホルムアルデヒド」を発散する建材の使用量に制限が掛かり、かつ、機械換気設備の明確な義務化がされています。