美術品のある生活。 施主さんはイスを筆頭に、コレクター。飾り物にあらず、使っているから良い。そんな施主さんに選任された建築家として、誇りを持って応えたく設計させてもらいました。
さて、この計画は新興住宅地に建つ小振りな住宅です。要望の一つに、プライバシーに対する気遣いある設計が求められました。
今回、幹にした考えは「制限する事で自由にする」
何の事かと言うと・・・・住み手と他ノ人の「視線を制限」する事で、それぞれの「視線を自由」にする事です。「制限」と「自由」相反する言葉ですが、制限する事で、よりポジティブな事象(自由)を手に入れる、そんな設計の実践。 逆もまた真なり。全ては、表裏一体の関係。 美術品のある生活。 建物が作り出す空間もその一つであれば、建築家として役割を果たせたのかなと・・・・